今日、母を思う

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私の母は手先がとても器用でした。
そして、大げさな言い方ですが、好奇心旺盛で、
見たものすべて手作りしたい人でした。

母が亡くなった時に新品のファスナー、バイヤステープ、留め金?などなど
いっぱいあり捨てるのがもったいなくて、少しもらってきました。

しかし、不器用な私には宝の持ち腐れ(宝ではないですが)です。
そんなものを差し上げたい人が現れたので、
古い箱の中を引っ掻き回していたら、こんな物が出てきました。

これはなんだかわかりますか?

腰ひもです。
私の既製品の腰ひもはタンスの中に使いきれないくらいいっぱいあります。
これは母の引き出しにあったのかしら?

手作りです。
こんな薄い布を母が触っていたのは見たことがありますが、
こんな物になっていたんですね。
黒い腰ひもは喪服の時に使うとか言われて私も持っています。

芯が入って縫ってあり、
紙の芯にきちんと折りたたんでひとつづつ糸で止めてあります。

作り出すと1つや2つでは終わらない人なので、
沢山作ってお友達に差し上げていたんだと思います。

この薄い布で綿を入れ、私や孫に「でんち」を作って着せてくれました。

でんち、、、わからないですよね。

「でんち」とは、「殿中羽織」の略訛なり - 漫筆日記・「噂と樽」
ニ・三日前からめっきり寒くなって、夕べはとうとう押し入れからダウンベストを引っ張り出した。着ながら、我が同居人ドノに、「コレ、なぜ、ダウンベストと言うの?」と訊いたら、「なかに鳥の羽が入ってるからでしょ、でも、それは買った時の値段からみて、綿じゃないの」とのご託宣。なら、今書いた文章は訂正し、「夕べ、押し入れから綿入り...

私はすっかり忘れていたのですが、物のない時代に育った母は、何でも応用して私の為に必死でした。

有難い母でした。

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